苦手なんだけど、なんか見てしまう…24時間テレビと知的障害者

24時間テレビが放送されています(^^)

今年は今までとは違った気持ちで見ていました。色々思うことがあったので、ブログに残しておこうと思います。

24時間テレビが嫌いだけど結局見ちゃってる(^^;

お涙頂戴&障害者ビジネス的な24時間テレビが苦手だったんだけど

今、ぼんやりと24時間テレビを見ています。

あくママ
これがあると夏の終わり…夏休みの終わりって感じがしますよね

昔はあんまり好きじゃなくて見てなかったんです。

なんか、ハンディがある人を見世物にしてるというか、お涙頂戴的な番組に思えてて。

 

でもそれって健常者側の傲慢だったな~なんて今になって思ってます。

障害児の親になった現在、色々思うところはあるけど、24時間テレビでハンディがある子が頑張ってる姿は確かに勇気づけられる。。。

あくママ
素直にすごいなぁって思っちゃいました!

義足でダンスする双子の女の子に感動

今日見たのは双子の義足の女の子がダンスするやつと、視覚障害の男の子がお父さんと1500m走るやつでした。

それぞれ頑張ってて、立派でしたね。

双子の女の子は、自分だけ足に障害があって、当然お姉さんより上手にダンスできなくて…。くるみちゃんという女の子でしたが、理不尽だなとか辛いなって思うだろうに、一生懸命受け入れてとても頑張ってました。

正直、うるうるきました(´;ω;`)

終始笑顔で、すごく良かった(´;ω;`)

でも、ちょっと気になるところもありました。

課題の2回ターンも大成功でうれしかったんですが、なんでわざわざ義足の方を軸にする振り付けなのかなぁとかちょっと思ったり(^^;

ダンスの振り付けが、そんなに義足を強調させたいのか?っていう程わざとらしく義足側の足に負担がかかる振り付けだったように思えて、なんかもやっとした部分は残りました。

なんていうかね、ことさらに障害があることを目立たせる必要なんてないのになぁと。

テレビだし【義足の少女】が主人公だから仕方ないのかもしれないけど。

でも、多くの障害者は障害だからどうのこうのではなく、ごく自然にただのひとりの人間として頑張りたいだけなんじゃないかなぁ。

24時間テレビに言っても仕方ないけどね。

24時間テレビって知的障害者でてこないよね

あくちゃんを生んでから、去年と今年は24時間テレビを見ています。が、そういえば知的障害の子ってあんまり出てこないような気がしませんか?

この2年間だけかもしれませんが。。。

集団の中にはいるのかもしれないけど、知的障害者個人がフォーカスされているのは24時間テレビを真剣に見てこなかった私はまだ見たことありません。

視覚障害や聴覚障害、上肢や下肢の身体障害が多くて、知的障害や発達障害のことはあんまり特集されてないような?

この時代、自閉症などの発達障害は100人に2~3人もいると言われているのに。

どうしてテレビは知的障害や発達障害の子どもたちにスポットを当てないんでしょうね?

見せられないものなんでしょうか?

なんていうか、置いてけぼり感を感じました。

 

重度~軽度まで、それぞれいろんな人がいるだろうけど、知的障害の人も発達障害の人もそれぞれ頑張っていると思うのにな。

知的障害者や発達障害者も含めての障害者の現実とか、社会での姿とかを特集してくれたらもっと見ようと思うんですが。

あくちゃんはソトス症候群という遺伝子疾患で、まだ1歳ですが、将来は知的障害が出ると思っているので、ちょっと気になってしまいました。

重度知的障害とか、行動障害がある子供なんて言うのはテレビ的に扱えないんだろうか。。。

障害者にスポットを当てている割に、なんかあまりにもキレイすぎて、ひねくれたことまで考えちゃいました(^^;

義手の野球少年の話が楽しみ

色々文句を言いつつも、明日の朝8:30頃に予定されている「両手でバッドを振りたい 義手の野球少年 夏の挑戦」のコーナーを楽しみにしています。

昨日news ZEROで特集されているのを見まして(^^)

生まれつき片腕の肘から先が欠損している男の子(知的に遅れはなし!)で、とても野球の才能がある子のようですが、高校に入ってからはやはりハンディの影響もあり補欠続きで。

義手をつけて両手でバッドを振ってやるー!という内容です。

で、何が気になったかって言うと、使用することになった義手です!

筋電義手というもので、自分の意志で手首や指を本当の手のように動かすことができるのです。

何やら筋肉が発する微弱な電気信号?をセンサーが感知し、動きを再現するとか。(ちょっと違っていたらごめんなさい)

めちゃくちゃ最新テクノロジー!!

最新テクノロジーの筋電義手

筋電義手もあれば、筋電義足もあるんですかね?

とにかく、五体満足で生まれることがかなわなかったとしても、社会的に障害を感じずに生きるためのテクノロジーが日々進化してるんだなぁと感心しました。

そうなれば、もはや障害じゃなくなりますよね。

目が悪い人が眼鏡かけるみたいな感覚で義手をつけられたらどんなに素敵なことでしょうか。

最新テクノロジーは知的障害者まで届くか?

筋電義手のようなテクノロジーはきっとこれからもっともっと発展して、肢体不自由の人、聴覚障害の人、視覚障害の人達を助けるんだろうと思うと、ふとね、不安になりました。

知的障害者や発達障害者はそれこそテクノロジーにまで置いてけぼりにされないだろうかと。

どんなテクノロジーを使ってもIQを伸ばすのは難しいだろうし、例えばあくちゃんのような遺伝子の異常を治すのも無理だろうから。

あくちゃんはまだ1歳。

あと60年くらいは生きると思うので、どうなるかわからないけどね。

 

すやすやー

 

障害者に無関心じゃない社会

なんらかんら感動したとか言いながら、ディスりつつ見ている24時間テレビです(笑)

あくちゃんを生むまで無関心だったくせにね。

私のような人が多いんだと思います。関係ないから無関心な人。

それじゃあ障害者がひとりの人間として自然に生きていくのは難しそう。

まわりの人間が自然に受け入れられないだろうから。

今まで無関心でいたのに、急に障害者が身近な存在になったときに障害をすんなり受け入れて生活できる人ってそういないと思うな。

そもそも知ってたり、理解していることって大事だなと常々思います。

知ってたら障害者が身近にいる日常が当たり前のものになるもんね。

私もその段階をじわじわ進んでいってるひとりですけどね(^^;

そしてまだダラダラ24時間テレビ見ています(嵐ファンではありません笑)

夜中の部は相変わらずしょうもないです(笑)


 

>ソトス症候群

ソトス症候群

ソトス症候群は1~2万人に1人という発生率の遺伝子疾患で難病指定されています。 特異的な顔貌、発達の遅れ、知的障害が特徴で合併症もありますがどんな症状を持っているかは人それぞれ。身近で情報交換をすることが難しい障がいであるからこそ、全国のソトスちゃんの役に立つサイトになることを願っています。

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