座位保持椅子の代用品『iトライチェア』は腰すわり前の子にオススメ

本日のテーマは椅子問題です!

発達遅滞や麻痺があったりして、腰すわりが遅い子にとって座れる椅子を探すのは結構至難の業だったりします。特に手帳取得前の1~2歳くらいの時。

健常児用のハイチェアやバンボは腰すわりがいまいちだと座れないことも多く、ご飯をあげるときとか困るんですよね。。。

特にソトスちゃんは体が大きいから重たいし(^^;

今回はあくちゃんが使える椅子に出会えるまでの経緯と、おすすめ椅子を紹介します!

●障害者手帳取得前に座れるちょうどいい椅子が欲しい
●腰がすわってなくても座れる椅子が知りたい

お座りできないあくちゃんの座れる椅子を探し続けて…

我が家にはあくちゃん用の椅子がたくさんあります。

それはもう椅子マニアかというほど…(笑)

お下がりも混ざってるけど、半分はあくちゃんのために購入したもの。それくらい座っての活動をさせてあげたかったんです(だってゴロゴロ寝てるだけじゃつまらなさそうで)

ざっとリビングを見渡すだけでこんなに。

 

左から、ベビービョルンのハイチェア、iトライチェア、カリブ、バウンサー、ハガブーです。

あくママ
全然使ってないのもあるけどね

だいたい8ヶ月ごろから増えだしました。

ベビービョルンのハイチェア

ベビービョルンのハイチェアは夕飯をメインに使っています。

夕飯は家族全員でダイニングテーブルで食べているので、どうしても座れるハイチェアが欲しかったときに見つけました。

 

以前ブログ記事にも書きましたが、これは1歳3ヶ月現在までとても重宝しています。

ソトスちゃんの日常

ソトス症候群と脳性麻痺で腰すわりが遅れている息子とダイニングテーブルで一緒にご飯を食べるために手に入れたハイチェアを紹介…

HUGABOO(ハガブー)

ハガブーは8~10ヶ月ごろお座りの練習に使っていました。

 

当時かなり体幹グラグラだったあくちゃんでも難なく座れたので、練習用には良いと思います。

反り返ったり倒れたりしても360度クッションなので安全だし、本人も痛くなさそうでした。

トイレに行くとか少しの間なら座らせたまま目離してたかな?

ただ、あくちゃんの場合は体が大きくて、脚を入れるのが大変だったので使用頻度は低めでした。ちょっとめんどくさくて(^^;

現在も腰は座っていませんが、さらに体が大きくなってしまったので全く使っていません。

 

おすすめは段ボール製の座位保持椅子、 iトライチェア!

たくさんある椅子の中で一番のおすすめというと、間違いなくアサヒテックコーポレーションが売り出しているiトライチェアになるかと思います。

座位保持椅子の簡易版って感じですかね。強化段ボール製で15,000円くらいとお値段もお手頃です。

 

サイズは3つあって、

  • Sサイズは0歳~2歳位
  • Mサイズは2歳~4歳位
  • Lサイズは5歳~10 歳位

という目安がHPに記載されていました。

過成長のある息子は大きめを購入

ちなみにあくちゃんが使ってるのはMサイズ。対象年齢は2~4歳ということですが、さすがソトスちゃん(笑)購入当時は10ヶ月だったのですが、身長は80cm近くあったのでSサイズは無理でした。

今使っているMサイズの椅子でさえ4歳までは使えないんじゃないかなーと思っています。使えても3歳前くらいまでかな。。。

 

組み立ては簡単で1時間もかかりませんでした。

骨盤が前にずれ込まないように股止めがついているし、首座りが緩かったときはヘッドレストも重宝しました。

あくちゃんの場合は多少横幅に隙間が多かったので訪問リハのPTさんに見てもらい、ウレタンスポンジを切って詰めて使っています。

あくちゃんのようにそのまま使えない子もいると思うので、訪問や外来でリハビリを受けている子は理学療法士さんに調整してもらうといいですよ(^^)

離乳食をあげる時に便利!姿勢が安定してつかみ食べも上達

お座りできないあくちゃんはご飯食べさせるのも一苦労だったんですが、トライチェアを買ってからはとっても楽になって助かってます。

身体がぐにゃっと曲がったままでご飯を飲み込むと誤嚥する恐れがあるので、 iトライチェアを買うまでは抱っこして離乳食をあげていました。

平均よりだいぶ体が大きいあくちゃんを抱っこしてご飯をあげるのはとても大変でした。どうしても体重が重いし、力も強いんですよね。。。

練習中のつかみ食べもやりやすそうだし、本当に買ってよかったです。

脳を刺激するために手を使って遊んで欲しい

あと、この椅子を使えば手を使って上手に遊べるのもとてもポイントが高いです。

知的発達のために手を使うのはとても良いというのをリハビリで聞いて知っていたので手を使って遊ばせたいなとずっと思ってたのですが、うつ伏せでは姿勢の保持に意識を集中しすぎて手を使って遊ぶなんてなかなかできなかったんです。

仰向けでゴロゴロしながら使ってたおもちゃはオーボールのような振って音を出すものが多かったし。

iトライチェアに座らせてあげたら、ダイアルを回して遊ぶおもちゃやボタンを押すおもちゃなんかも遊べるようになってきたので、本当によかったです。本人も楽しそうです。

 

こちらの記事のおもちゃです。

脳の発達は3歳まで!手や指を使うおもちゃで知的障害児の脳を育てたい

身体障害者手帳が取得できない微妙な年齢のお子さんにおすすめ

アサヒテックコーポレーションさんのHPに「乳幼児でまだ障害判定ができない時期、高額な姿勢保持装置は個人ではなかなか購入できないので、障害手帳がなくても購入できる椅子を作った」というような内容の記載があるのですが、この1,2歳の中途半端な時期本当に困るんですよね。

色々調べたらすごくいい商品があるので、多方面にアンテナ張っておくのって大事だなと思います。

ちなみにこのiトライチェア、かなり頑丈な段ボールでできてるのですが、緊張の強い子には不向きだそうです。あくちゃんのようなどっちかっていうとぐにゃっと低緊張タイプにはかなり重宝すると思います。

それでは^^


 

>ソトス症候群

ソトス症候群

ソトス症候群は1~2万人に1人という発生率の遺伝子疾患で難病指定されています。 特異的な顔貌、発達の遅れ、知的障害が特徴で合併症もありますがどんな症状を持っているかは人それぞれ。身近で情報交換をすることが難しい障がいであるからこそ、全国のソトスちゃんの役に立つサイトになることを願っています。

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