発達検査で自閉症を否定された話!気にしていた兆候は何だったのか考察

こちらのブログでも反響が大きかった自閉症に関する記事をまとめておこうと思います。

ソトス症候群に自閉症や発達障害の合併症が多いと聞いてから『これも自閉症の兆候なんじゃないか?』とあれこれ疑心暗鬼になって気になっていたあくちゃんの行動。

恥ずかしいことなんですが、同じようなお母さんも多いと思うので、現時点でわかったことなどまとめておきます(*^^*)

あくママ
あくまであくちゃんの場合と思って読んでくださいね!
●子供が自閉症なんじゃないか?と心配しているパパママ
●ソトス症候群のお子さんの自閉傾向が気になるパパママ

自閉症を疑ったのは1歳前、特にじっと手を見るハンドリガードが気になった

さて、最初に違和感を感じたのはここのブログでもしつこいほどに言及していたあくちゃんの10ヶ月~1歳半頃までのやたら手を見るハンドリガードのような行動。

とにかく上の娘の時にはない行動だったので心配していました。

 

過去の記事はこちら↓

ソトスちゃんの日常

ソトス症候群をはじめ、遺伝子疾患や染色体異常の子で自閉症や発達障害を合併している子は多いです。息子も最近手もみなど気にな…

ソトスちゃんの日常

ハンドリガードは2、3ヶ月の赤ちゃんに見られる行動ですが、大きくなってもじっと手ばかり見ていたら心配になりますよね。息子…

こうやって見ると、ま~色々気になっていたこと(^^;

ハンドリガードや手もみ以外にもエレベーターが好きとか扇風機が好きとか(笑)

でも思えばエレベーターなんて今でも好きだし、扇風機もある程度の赤ちゃんみんな好きなような気がしますよね。夏にしか登場しないって言うのもあるし。

でも、とにかく当時はやたら手を見ていることが気になって仕方ありませんでした。

視覚優位の子は見るのが好き?手をじっと見ていた理由

このハンドリガート=手を見る行動については何度も医師や看護師さんに相談していました。医師の答えは…

ドクター
う~ん、まだわからないけど、遊びの一環として手で遊ぶ子はいるよ
でもあくちゃん、遊ぶのは上手でその時すでに自分で移動して色んなおもちゃで遊ぶことができたので、手にこだわっていることへの違和感はぬぐえませんでした。
手で遊ぶってもっと低月齢の自力で動けない赤ちゃんがするものじゃない?あくちゃんはもう1歳も過ぎてるし、いくら何でも…て思ってました。

 

しかし、先日の発達検査でその謎が少し溶けた気がしました。
それは、あくちゃんが視覚優位の子供だと言うこと。ソトス症候群の子は視覚優位(耳で聞いたことよりも目で見たことの方が頭に残りやすい)の子が多いそうです。
ちなみに自閉症の子もそういうタイプが多いらしいので、もしかしたら脳の機能と関係しているのかもしれませんね。
視覚優位とは、感覚受容の中で耳で聞くことよりも目で見ることの方が理解しやすい特性のこと

 

とにかく、視覚優位のあくちゃんは、手の発達とともに『どういう風に手が動いてるのか』がすごく気になる!だから、指をグーパーしたり、手を表裏に返してまじまじと観察していたと言うことです。遊んでるんじゃなくて、観察してたんですかね。
ちなみに自閉症の子に多い視覚優位ですが、視覚優位=自閉症と言うことでは当然ありません。だから、ハンドリガードしているからと言ってそこまで気にすることはないのです。
もちろん、3歳とかまでずっと手ばかり見ているなど、それでも度を越えてるんじゃと思えば小児科で相談したらいいと思いますけどね(^^)
あくちゃん
あくちゃんは1歳半くらいでハンドリガードはおさまりました

フラッピング、首振り、ゆらゆら揺れる…1歳半までは気になることばかり

ハンドリガード以外にも、1歳半ごろまではあくちゃんの行動で気になることばかりで。
ハイチェアに座った時に両手をパタパタとするフラッピングや、ベビーカーでやたら首を振っていること。同様にベビーカーでゆらゆら体をゆすったり。
浅い知識で自閉症の子はゆらゆら揺れることで安心感を得るというのも本で読んだので、いちいち気になっていました(^^;
しかし、あくちゃんは知的障害児な上に発達が遅くて健常の1歳半の子のように自由に走ったりしゃがんだりできないのです。
ベビーカーで首を振ったりゆらゆら揺れたりするのこそ、遊んでるんだと言われました。確かに、ベビーカーに乗っていない時は首振りや横揺れはさほどしていませんでした。

 

でも首振りなどには例えば中耳炎など病気が隠れていることもあると(ネット情報ですが)読んだことがあるので、しっかり観察が必要だなとは思います。
あくちゃんの首振りや揺れる行動は1歳半ごろに無くなり、またフラッピング的な動きも1ヶ月くらいしかしていませんでした。
あくママ
今思えばただのマイブームだったのかも。本当に気にしすぎですね(^^;

心理士が発達相談であくちゃんは自閉症じゃないと言った理由

そもそも自閉症って脳の機能障害で、生まれつき『持っているか、持っていないか』という要素だそうです。

よく3歳くらいにならないと自閉症の診断はできないと聞きますが、それは自閉症の診断基準が一つではなく、複合的な要素が合わさって結果的に自閉症スペクトラムと診断されるから。後から急に発症するわけではないのです。

特性によって現れやすい年齢と言うのがあって、それらを総合しないと診断はできません。例えば、1歳未満では目が合うかどうか?みたいに言われることがありますよね。

あくママ
目が合いにくいからってそれだけで自閉症と言うわけではありませんよ!

 

知的障害を伴っている場合は1歳半検診で発語が遅れるなど兆候が見えることもあるだろうし、それでもごく軽度だと小学校までわからないこともあります。自閉症じゃなくても言葉だけが遅れる子はたくさんいるしね。

また、コミュニケーションの障害なので、保育園や幼稚園に行って初めて気になったり、先生に指摘されることもありますよね。

 

前置きが長くなりました(^^;

あくちゃんの場合はソトス症候群でもともと知的障害はしっかりあります。

後はそれにプラスして自閉傾向があるかですが、発達相談であくちゃんのコミュニケーション能力や社会性、情緒面を見てもらったところ、

人の顔を見る、他人の問いかけに答えようとする、呼んだら嬉しそうに近づいてきたり、親に甘える姿などを見て「自閉傾向は無し」と言う診断になりました。

ソトスちゃんの日常

またまたお久しぶりです(^^; 新型コロナの影響で娘が常に家にいてなかなかブログも書けない日々です。 もう4月なのであと…

自閉傾向については、コミュニケーションや社会性はどうか?情緒の表出はどうか?
人と関わるのが苦手かどうかなどがポイント

赤ちゃんのこだわり、偏食や感覚過敏などもポイントだけどそれだけではわからない

よく本などでは自閉症や発達障害の赤ちゃんは偏食や感覚過敏があると書いています。

社会性や情緒面の特性に加えて強いこだわりなどがあればやはり自閉症の可能性ありと言うことになるようです。

でも、偏食も白米しか食べないなど度を越えてきたら要相談でしょうけど、偏った色の好みがある子はたくさんいるような気がしますね(うちの娘もそうです^^;)

 

個人的にはこんな風に自閉症は複数の特性が合わさるわけだから、2歳くらいには親は違和感に気づくんじゃ無いかな~と思ったりするんですけどね。

目が合わない、抱っこしにくい、夜寝ない、異常に泣く、同じものしか食べない、同じおもちゃでずっと遊んでいる、呼んでも無反応、癇癪をおこすなど、こういう特性をいくつか持っているだけでも育てにくさを感じますよね。

 

あくちゃんはこういう漠然とした育てにくさと言うのが全くありませんでした。極々軽度の自閉傾向だとわかりにくいのかもしれないけど、軽度なら特性とともに生きるのもそれだけ対応しやすそうだし、気にしていません。

逆にあまりにもおとなしくて育てやすすぎるタイプについても本に書いてありましたが、いまいち想像できませんでした。しかしあまりにおとなしいのもある意味育てるのしんどそうと思ったり…(^^;

 

小児科などにわざわざ行かなくても、『何となく育てにくいんですが…』みたいな悩みごとを保健師さん等にマメに相談しておくって言うのも大事ですね。パパやママ以外の誰かに相談していたら、医療機関を進めてもらうタイミングも早まるはずだから。

私は自閉症や発達障害は早めに発見して療育を始めたほうが良いと思うタイプなのでそう感じます。

ちなみにあくちゃんは生まれた時すぐに脳障害が判明して、そのおかげで脳性麻痺や知的障害もあらかじめ覚悟していたのでそのフォローはめちゃくちゃ早い方だったんじゃないかな?

あくママ
脳の異常がわかったのはある意味偶然だったので、早く障害がわかったあくちゃんはとってもラッキーでした!

まとめ:知的障害児の自閉症合併のチェックポイントは社会性&その他過敏やこだわりがあるか

もし我が子が自閉症だったら…『できうる療育をしたら大丈夫』と言う人もいると思いますが、当然親は大変だし、こども本人も大変ですよね。なので、それ自体に大丈夫だと言うことはできません。

もちろんとソトス症候群も知的障害もあくちゃんの場合の脳性麻痺も、すべて親も子も大変なので、こちらも全然大丈夫とは言えません(^^;あくちゃんに自閉傾向があってもなくても大変だし不安なのは変わらないと思っています。

 

それにあくちゃんはまだ2歳になったばかりなので、自閉症でなくても今後どういう特性が出て来るかはわからないし。。。ソトス症候群の子は癇癪持ちって言う特性もあると聞きますしね(^^;

本人の困難となる特性はできるだけ少ない方が生きやすいからいいだろうけど。まさに、やれることをやるだけなんですよね。

なんだかいつになくまとまりなくてスイマセン(笑)

今回は少なくともあくちゃんの色々気になっていたことは、私の気にし過ぎだったと言うことを知ってもらえればいいかなと思ってまとめさせていただきました!

それでは(^^)/

>ソトス症候群

ソトス症候群

ソトス症候群は1~2万人に1人という発生率の遺伝子疾患で難病指定されています。 特異的な顔貌、発達の遅れ、知的障害が特徴で合併症もありますがどんな症状を持っているかは人それぞれ。身近で情報交換をすることが難しい障がいであるからこそ、全国のソトスちゃんの役に立つサイトになることを願っています。

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