ソトス症候群の気になる症状として自閉症があります。
あくちゃんもいくつかちょっと気になる動きをしていることがあるので、ブログの方でも自閉症について調べた内容をまとめておこうと思います。
●我が子が自閉症かもしれないと心配している
大前提としてソトス症候群の子は自閉症を合併しやすい
ソトス症候群の子は自閉症やADHDなどの精神症状を合併することがあるとよく言われています。
実際40%の合併率だとか、70%の子に自閉傾向を認めるだとか、本やネット検索でいろいろなデータを見ました。
確かに、程度の差はあれど自閉傾向のあるソトスちゃんは多いらしい。。。
っていうかソトスじゃなくても、遺伝子疾患がある子は自閉症やADHDなどの発達障害を合併すること多いみたいです。
発達障害って原因不明ってイメージあるけど、今は研究が進んで、生まれつきの脳の機能トラブルのせいで脳と神経の働きがうまくいかないことが原因だということまでわかっているそう。
脳の機能トラブルだったら、遺伝子疾患がある子が発達障害を合併しやすいのはちょっと納得。
実際あくちゃんもソトス症候群の影響で脳に目に見えるレベルの大ダメージがあるし、何かしらの影響は与えてそうです。
息子の自閉症かもしれない気になる動き…「手もみ」「扇風機など回るものが好き」
手もみ
あくちゃん、ここ数ヶ月ちょっと気になる動きがあって。
おもちゃで遊んでないときとか暇なときに【手もみ】をしてるんです。
よく自閉症の症状としてあげられる、手を顔の前にかざして光の変化を楽しんでるって言うよりは、指を引っ張ったり手を擦り合わせて感覚を楽しんでる感じなんだけど、もしかしたら自閉症児に多い常同行動かな?と少し気になりました。
主治医に聞いたところ、「手が器用だから遊んでるのかも。やる子はやるよ~」と。
実際1歳くらいの子は健常児でも常同行動のような動きをすることはよくあるそう。
3歳とかになっても変わらず続いていたら検診等で指摘を受けるだろうけど、1歳の段階だとまだ様子見なんですね。
エレベーターや扇風機など回るものが好き
なんか赤ちゃんはみんなそんなもんだったような気もするんですが、あくちゃんはエレベーターが大好き(^^;
1歳過ぎたくらいから喜ぶようになってきたような気がします。
何がうれしいのかは謎で、人が乗ってても乗ってなくても関係ないし、ドアが開くところはいつも見ていません。ただ乗った瞬間テンション上がる感じ。
エレベーターが上がったり下がったりするときに微妙に体に圧がかかると思いますが、あの感覚が好きなのかな?
自閉症の子はエレベーター好きが多いと聞いたことがあったのでもしかしたら関係あるかもしれません。
(追記:1歳4ヶ月頃にはブームが去っていきました(^^;)
あとは回るもの…特に扇風機が好きで。
気づけばこんな感じで扇風機の前で遊んでる姿をよく見ます。
自閉症の子はタイヤとか電子レンジとか回るものが好きってよく聞くのですが、回る動きを見てたら脳が落ち着くという説があるそうです。
あくちゃんも扇風機以外でも回るもの好きなので、もしかしたら脳が心地よくなっているのかもしれません。
今のところ自閉症の兆候らしい動きはこれくらいなのですが、でもだんだん増えてきている気がします。
やはり自閉【傾向】はあるような気がしています。
逆に今のところ大丈夫なこと
ついでに自閉症の特徴にあくちゃんが当てはまらないところも軽く書いておきます。
あくちゃんは割と人好きな方で、コミュニケーションは上手です。
低月齢の時から目は合うし、よく笑っていました。人見知りは年配の男性に強く出ましたが、それ以外はほんの少し緊張するくらいです。
寝るのは上手で睡眠障害や夜泣きはありません。
抱っこも好きで、感覚過敏(鈍麻)という感じも今のところありません。
人込みや爆音のする花火大会なども大丈夫なのでお出かけ等に制限もありません。
食事面もなんでもよく食べるし、飲み物もなんでも飲むので今のところそれほどこだわりはないようです。
まずは知ることが大事「赤ちゃん~学童期 発達障害の子どもの心がわかる本」
特徴に当てはまるから黒、当てはまらないから白ではない
自閉症が心配になって色々自閉症の特徴や兆候を調べるご両親は多いと思いますが、「目が合うから大丈夫」「人見知りしないから自閉症かも」とかそんな単純なものではないようです。
自閉症の子がすべての項目に当てはまるわけではないし、ほとんど当てはまらないけど何らかの発達障害だったということは現実にあるからです。
最近息子の気になる面が増えてきたので、少し勉強しようと思い発達障害についての本を購入して読んでみました。
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赤ちゃん~学童期 発達障害の子どもの心がわかる本 (実用No.1シリーズ)
さすが主婦の友社さん出版!初心者にもめっちゃわかりやすい(カラーだし笑)
発達障害の基礎知識から始まって年齢別の傾向とか関わり方とか、生活しやすくするためのアイデアとかも載ってて、はじめての1冊には最適でした。
発達障害の種類と原因
発達障害って自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害、運動障害、知的障害、コミュニケーション障害っていう風にいろいろ種類があって、いくつかが重なった症状が出ることも多いそうな。
あくちゃんの場合だと知的障害&自閉症とかになるのかな?
前述したように、発達障害の原因は生まれつきの脳の機能トラブルだけど、そうなってしまう原因はまだはっきりしてないそう。
でも遺伝する傾向はあるらしく、一生涯付き合っていくものでもあるそうです。
つまり、何かしたら治るという性質のものじゃないんですね。
この辺は遺伝子疾患と同じ。
基本的な考え方は「治すものじゃなく、ともに寄り添うもの」。
そのために療育があるんですよね。
発達障害という障害を持っているけど、社会で生きやすいように療育で苦手なことへの対処法を学んだり、逆に得意を伸ばしたり。
やはりあくちゃんも特性が出てきたら見逃さずできるだけ早く療育始めたいなと思いました。
発達障害を個性として受容する考え方
この本の中に【発達障害による凸凹を「劣っている」ととるか、「スペシャルでユニークな個性」とプラスにとるかは周囲の大人の見方にかかっている。「個性」として認めてもらえることで子供の幸福感や自己肯定感が育つ】というようなことが書かれています。
すごく難しくて、すごく大事なことだと思います。
子供に一番近い存在の親が子供を認めて、すべて受け入れてあげられたら、その子の幸せ度はグンと高くなるんじゃないかなぁと思います。
自閉症の特徴があらわれやすい年齢は2~3歳?
ところで、自閉症などの特性があらわれやすい年齢っていうのがあるそうで。
典型的な自閉症の特性を持っていれば2~3歳で確定診断ができるそうです。
しかし、軽度だと3歳でもハッキリせず、知的に遅れがない場合は小学校高学年でもわからないとか。
うーん幅が広い。
個性なのか障害なのか、普通なのかそうじゃないのかっていうところは線引きできるようなものじゃないんですね。
せっかくなので、本に載ってる赤ちゃん期(0~2歳)の自閉的サインを書いていこうと思います。(他の年代の特性も丁寧に載っていましたよ^^)
0~2歳の自閉傾向チェック項目
◆泣き方が激しい、いつまでも泣き止まない
◆逆にほとんど泣かない
◆あやしても笑わない
◆目が合わない
◆人見知りを全くしない
◆一人で寝かされても平気
◆抱っこをすると体をそらす
◆後追いしない
◆名前を呼んでも振り向かない
◆2歳過ぎても言葉が出ない
ざっとこんな感じでしたが、これらに当てはまるからと言って確実に発達障害というわけではもちろんありません。
そしてその逆もしかり。
これらには当てはまらないけど発達障害だったという例もあるかと思います。
年齢が小さいうちはもともとハッキリ診断できないので当然ですね。
とは言え、当てはまる項目が多いと、検診で注意深く見守っていこうって言う対象にはなるようです。
さて、こうやってみると手もみとかよりも人とのコミュニケーションがしっかりできてるか、母親に愛着があるかとかの方がチェック項目みたい。
あとは、自閉症の症状として感覚過敏がある子もいて、手を触られたり、頭を撫でられるとパニックになったりする子もいるそう。
すぐ泣いたり、なかなか泣き止まない子はちょっとした刺激に対して過敏に反応して不快になったりしてるそうです。
自閉症の診断基準「DSM-5」
自閉症の診断基準にはDSM-5という指標が用いられることが多いそうで、本の中にかみ砕いたチャートが載っています。
ざっくりいうと
【人とのかかわり方、コミュニケーションに問題がある】
【反復行動や特定のものへの強い興味、こだわりがある】
【幼児期早期からこうした様子が見られる】
【社会生活などに明らかに障害となる症状である】
【知的障害や全体の遅れでは説明できない】
というような条件を満たしてる場合に自閉症スペクトラムと診断されるようです。
なるほど~。あくちゃんは手もみは反復行動としてあてはまるかもしれないけど、上記の◆で書いた症状は言葉以外はすべて当てはまらないので今のところはハッキリとした自閉傾向の症状は出てないようです。
でも、こういう症状がはっきりでてくるのはそもそも1歳半~2歳くらいなので、これからも注意して息子とかかわっていくのは大事だと思っています。
できるだけ早期に発見して、あくちゃんが過ごしやすいように対処してあげたいので^^
実際自閉症やADHDの子にどういうかかわり方をしたらいいか、スケジュール表の活用や絵カードでの意思疎通とか具体的な対処法や日々のアイデアもたくさん紹介されていたので、再度ゆっくり読んでみようと思います♪